次の例題も『4×4表を用いた解き方』を使ってみましょう
なお『4×4表を用いた解き方』については中学数学速さ問題が苦手な子供さん向け解き方をご参照ください
例題は2人が同じ場所から左右違う方向に回り、再び出会う問題です。
【例題】
1周4000mの池の周りを弟は分速400mの速さで左回りで回りました。兄は同じ地点から弟が出発してから1分後に、分速500mの速さで右回りで回りました。
弟と兄が初めて出会うのは弟が出発して何分後ですか?
STEP1 横4行・縦4列の表を書きます。
STEP2 文字x(またはxとy)と設問の数値を表に書き込んでいく
①何をxにするか?
尋ねられているのが、弟が出発してから兄と出会うまでの時間なので弟の時間をxにしましょう
②設問に書かれている数値を表に書き込みます
道のり | 速さ | 時間 | |
弟 | 400 | x | |
兄 | 500 | ||
合計 | 4000 |
STEP3 表の縦の列に注目し方程式を立てます
①弟の時間はxですが、兄の時間はどうするか
兄は弟が出発して1分後なので兄の時間は弟の時間よりマイナスになり(x-1)にしておきましょう
道のり | 速さ | 時間 | |
弟 | 400 | x | |
兄 | 500 | (x-1) | |
合計 | 4000 |
②速さと時間が分かったので道のり=速さ×時間の公式を使い、弟、兄の道のりを埋めます
弟は400x、兄は500(x-1)を書き込みます
道のり | 速さ | 時間 | |
弟 | 400x | 400 | x |
兄 | 500(x-1) | 500 | (x-1) |
合計 | 4000 |
③道のりの縦の列に着目し方程式を立てます(弟+兄=合計)
400x+500(x-1)=4000
STEP4 方程式を解いていきます
方程式を解いて答えを出します。
次は
速さ問題(4)例外パターン
です。