中学数学の役立つグッズを100円ショップで見つけました

中学数学

数学の文章題などでは、頭の中で想像しながら、または紙に書きながら解答への道筋を組み立てていくことが多いと思います。
数学の得意な子は、容易に頭の中だけで思考を展開できるかもしれません。しかし数学の苦手の子供には、場合によっては難しいかもしれません。
小学生の算数では、おはじき、ブロックなどのさまざまな教材を用いることが多くあったと思います。
同じように中学の数学でも子供のために何か助けになるような教材のようなものはないかなと探していました。
100円ショップを探しているとありました。seriaさんありがとうございます。

商品とともに例題なども付け加えました。

「TRPG DICE(TRPG用ダイス)」

中1の図形問題で、正多面体の問題が出てくると思います。
教科書などでイラストでは描かれていますが、子供にはいまひとつピンとこない感じです。
実際の正多面体を見て、触って実感してもらえたら、理解の手助けになるのではと思います。

【例題】正八面体の頂点の数はいくつか?(オイラーの多面体定理の問題です)

解説
オイラーの多面体定理の問題です。
オイラーの公式は(辺の数)=(頂点の数)+(面の数)―2です。
(面の数)は正八面体なので8面です。
後は(辺の数)さえ分かれば(頂点の数)は公式から導き出せそうです。

次に正八面体の(辺の数を)求めていきます。
 辺は必ず2つの面からできていますので
(多面体の辺の数)=(1つの面の辺の数)×(面の数)÷2
が成り立ちます。

正八面体の面の形は正三角形です。
(先ほどのサイコロの手触りで思い出しやすいのでは・・)
正三角形の辺の数は3です。
よって正八面体の(辺の数)は
(1つの面の辺の数3)×(面の形8)÷2=12となります。

次に正八面体の(頂点の数)を求めます。
正八面体の(頂点の数)は
(辺の数12)=(頂点の数)+(面の数8)―2
(頂点の数)=6

この問題を解くにはオイラーの公式と面の形を覚えておくことが大事になります。

ぐるぐるジョイントギア

中1で歯車問題が出てくると思います。2つの歯車がかみ合って回っている。最初の歯車と次の歯車が連動して回転して動くのはわかるけど、実際の問題で、歯車の数?回転数?と尋ねられたら、わからないという子供も多いのではないでしょうか
その場合実際に歯車を動かして実体験してみてはいかがでしょうか。
歯の数が少ない歯車は早く回る。逆に歯の数が多い歯車はゆっくり回る。
でも2つの歯車の歯の数がどんなに違っても、かみあって動いていれば同じ歯の数だけ回転して動くことを感じてもらえるのではないでしょうか。

【例題】
歯車A,Bがかみあってそれぞれ回転しています。
Aの歯の数は20で、1分間に5回転します。Bの歯の数をX、Bの1分間の回転数をYとしてYをXの式で表しなさい。またBが毎分10回転するときのBの歯数をもとめなさい

解説
Aは20×5=100で1分間で100個の歯車が動きます
Bもかみ合って回っていますので、1分間で100個の歯車が動きます。
よって
Bの歯の数はXなので100÷XをするとBの回転数がわかります。
式は$$y=\dfrac{100}{x}$$

Bの回転数が10の時はX=10 歯車の数は10となります。

まとめ

こんな商品があれば、必ずすんなり答えが出せれるとは言えませんが、子供の納得感がが変わってくると思います。よろしければ参考にしていただければ幸いです。

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