次の例題も『4×4表を用いた解き方』を使ってみましょう
なお『4×4表を用いた解き方』)については中学数学速さ問題が苦手な子供さん向けの解き方をご参照ください
例題は2人が違う速さで同じ道を進み差を問う問題です。
速さ問題(4)例外パターン
設問に合計でなく「差を意味する語句」の数が書かれている問題があります
今までご説明してきました速さ問題(1)~(3)では『4×4表を用いた解き方』のSTEP3の方程式を立てるときは〇+△=合計でしたが、速さ問題(4)では例外で〇―△=差の数となります
「差を意味する語句」が出てくれば引き算を考えてみてください。
【例題】家から学校までAさんは分速50mの速さで歩きました。Bさんは分速70mで歩きました。かかる時間が8分違います。家から学校まで何mですか?
STEP1 横4行・縦4列の表を書きます。
STEP2 文字x(またはxとy)と設問の数値を表に書き込んでいく
①家から学校までの道のりをxにします
②設問に書かれている数字を表へ書き込みます
道のり | 速さ | 時間 | |
A | x | 50 | |
B | x | 70 | |
差 | 8 |
STEP3 表の縦の列に注目し方程式を立てます
①道のりと速さが分かったので時間=道のり/速さの公式を使い、A、Bの時間を埋めます
道のり | 速さ | 時間 | |
A | X | 50 | $$\dfrac{x}{50}$$ |
B | X | 70 | $$\dfrac{x}{70}$$ |
差 | 8 |
②時間の縦の列で方程式を立てます
ここで方程式が引き算になるのがポイントです。
(数が大きい方)―(数が小さい方)の方程式にします
$$\dfrac{x}{50}-\dfrac{x}{70}=8$$
STEP4 方程式を解いていきます
後は方程式を解いていきます